はやく許してくれ

生き恥に心をすり減らした凡愚のチラ裏

意味があると思えたら

御無沙汰してます。

破滅的な生き方をしている人たちと物理的に離れてから、半年が経過しました。

私は、長らく破滅的な生き方をしていました。たくさんお酒とタバコを飲んで、いろんな人とセックスして、高熱が出ても終電まで働いていました。今もお酒やタバコは嗜みますが、以前のように吐き戻してまた飲むようなことはしていません。それでも健康診断の数値は改善しませんので、「ツケ」は回るものなんだと他人事のように思っています。

今は淡々と朝起きて仕事に行き、合間にタバコを吸って冬の寒さに辟易する日々です。この国は1年の半分以上が冬で、寒空の下で吸うタバコが存外美味いことに気付けた以外は、あらゆる面で不便な暮らしをしています。それでも、日本に居た時ほど酷い暮らしではありません。毎日8時過ぎに家を出て、18時過ぎには帰宅できています。

冷蔵庫の中を見て、要するものだけを買い足し、19時までに夕餉を拵えて、ひとり食する日々。なんて穏やかでしょう。

退屈は多いですが、どうせ日本に居た時だって生きることに飽いていましたので、これも悪くないと思います。貯金も半年で150万ほど増えました。使い道が本当に無いからです。

こうしてこの国であと2年半過ごし、また別の国へ行くのでしょう。それを繰り返すことに、きっと何の意味もありません。遣り甲斐など欠片も無い仕事です。

そんな暮らしも生き方も、意味があると思えたら、意味があるような気がしてきて、そうした錯覚を蜘蛛の糸の如く手繰って生きています。